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監督怒り爆発、勝ち点2さらわれる/蹴球部

関東大学リーグ第10節・国立西が丘サッカー場・5/25
チーム
前半
後半
合計
順天堂大学
1
1
神奈川大学
【得点】順大・岡本(44分) 神大・佐藤(89分)

「審判のレベル低すぎ。ふざけんな!」試合後、いつも穏やかな吉村監督から発せられた最初の言葉は怒りに満ちあふれていた。今日の試合、両チームの選手だけでなく西が丘サッカー場に駆けつけた観客も同じことを感じたに違いない。

 

■岡本の初ゴール

 
   

本当に最下位のチームなのか。本学は立ち上がりから神大を圧倒した。中盤をダイヤモンドのシステムにかえ、トップ下に伊藤(スポ3)を配置。その伊藤と2トップを中心に神大ゴールに襲いかかる。10分には、ロングボールに反応した岡本(スポ2)がタイミングのよいミドルシュートを放ったがGKの好セーブに阻まれた。思い切りの良さ、戦う姿勢。ネガティブになってしまう状況であるにも関わらず、本学の選手達は険悪な雰囲気など感じられなかった。

立ち上がりから押されていた神大も黙ってはいなかった。サイドを起点に攻撃をしかけ20、24分に立て続けにチャンスを作るも本学GK松本(スポ2)が好セーブをみせゴールを割らせない。

そんな中、序盤から審判が曖昧なジャッジを繰り返したこともあり、前半の半分を過ぎた頃から、神大選手の審判への不満の声が漏れだした。 0-0で前半を終えると思われた44分。相手のクリアーボールを拾った伊藤が右サイドからライナー性のセンタリングをあげる。中央で待っていた岡本は躊躇せず体を倒しながらハイボールに右足を当てると、ボールは美しい軌道を描いてゴールに吸い込まれチームにとって貴重な、岡本にとって初のゴールが生まれる。



■“迷”審判

後半、本学の攻撃にハッキリとした色が見え始める。

「神大のDFはプレスDF。だからプレスをかけられることを利用した」(吉村監督)という狙いから本学の中盤の選手は2列目から相手のDFラインの背後へ飛び出していく。52分には岡本がボールを奪うとGKと一対一というビッグチャンスを作るがGKのファインセーブにあい追加点には至らない。

後半も本学ペースで試合は進んでいたが64分、右サイドからのFKをニアで合わせられるもGK松本がはじき出す。そのこぼれ球を再度つめられるが、そのボールはポストに嫌われ本学は大ピンチを逃れる。

このチャンスにより息を吹き返した神大が主導権を握り、70分以降は攻撃の神大、守備の順大といった展開が続く。また、前半同様に不可解なジャッジが続きビハインドの神大選手は怒りからプレーが荒れ出す。

守備に追われていた本学は83分、カウンターから中谷(スポ2)が右サイドを抜け出すと中央で待つ岡本へ絶妙なクロスをあげる。そのボールをフリーで岡本が合わせるも神大GKの好セーブに阻まれまたしても追加点にはならない。

そして、試合は第4の審判のアディショナルタイム「3分」という表示とともに、魔の時間帯へ突入する。

アディショナルタイムの目安である3分が経過したが、なかなか試合が終わらない。敵陣から神大DFがロングボールを放り込む。試合を終えるシチュエーションにはもってこいの場面だが、主審は笛を吹くどころかボールを追う。そのロングボールを起点に本学自陣深くまで入った神大は右サイドから柔らかいクロスをあげると、ファーサイドに突っ込んできた神大MF佐藤が頭でたたき込み同点。本学DFラインの選手はうつむき、ベンチから出ていた監督は審判に抗議をした。

そして、本学のキックオフ直後試合終了のホイッスルが1-1の引き分けで試合終了。

本学にとっては理解し難い長時間のアディショナルタイム。本学は迷審判に勝ち点2を取り上げられたという最悪な幕切れを迎えた。

「雰囲気だけで(笛を)吹いている」試合後、吉村監督の怒りは収まる気配すらしなかった。この試合、主審と副審はアディショナルタイムだけでなく、前半から疑問の残る判定を繰り返した。選手は何の基準もないジャッジに怒りを、観客は試合の流れを止めるジャッジにもどかしさを感じた。今日の試合、フィールド上に3つのチームが存在するかのような錯覚に襲われるほど審判が目立っていたといっても過言ではない。

本学にまたしても勝利の女神は微笑んでくれなかったが、迷審判のジャッジに一喜一憂せずひたむきにプレーする姿勢は素晴らしかった。

次節は最終節、11位の東学大との対戦。集中応援でもあり多くの観客が本学を後押ししてくれるだろう。この試合をしっかり勝利を収め、よい形で前期を締めくくって欲しい。【仙石玲】

 

メンバー表
位置
背番号
選手名
学科学年
出場
GK
1
松本 拓也
スポ2
90
DF
4
森  英次郎
スポ4
90
DF
24
中冨 翔太
スポ1
▽61
DF
2
岩沢大介
スポ2
90
DF
3
日下部 諒
スポ2
90
MF
5
三浦 旭人
スポ3
90
MF
19
中谷 優介
スポ2
▽86
MF
8
綿引 大夢
スポ3
▽72
FW
10
伊藤 大介
スポ3
90
FW
9
田中 順也
マネ3
90
FW
13
岡本 達也
スポ2
90
リザーブ
GK
29
上福元 直人
スポ1
-
DF
23
佐藤 拓
スポ1
-
DF
14
金子 拓也
スポ2
→24
MF
26
佐藤 涼
スポ1
→19
MF
6
竹岡 雅師
スポ4
-
MF
27
市原 秀篤
スポ1
→8
FW
11
福士 徳文
スポ4
-

 

 

■試合後、吉村監督のコメント
「選手がサッカーするんじゃなくて審判がサッカーしていた。審判レベル低すぎ。自分で勝手にコントロールせんといてほしい。あれじゃ学生がかわいそう過ぎる。雰囲気だけで吹いている。よかった点は岡本が点を取れたこと。反省点として、(審判がひどくても)ちゃんと頑張ってやれというなら、田中(マネ3)と岡本のところで2点目を取れる力がなかった。最終戦は最下位決戦なんでね、審判に恵まれたいですね。良い審判を当ててください。
上位チームとの対戦ならいいんですよ。もっと精細なところ(下位同士の対決)を考えてくれなかったら審判の意味あらへん。サッカーの本質のない審判は排除すべき。そうじゃないとサッカーの本質をかえないといけなくなる。我々は本質を追究しているチームなのに審判が気分でジャッジしていてはどうしようもできない。今日はめっちゃ怒っていただけ書いといてくれ」。

 

[2008年5月26日 更新]